令和5年度活動成果


令和6年5月25日(土)総会では以下の事業活動実績を報告いたしました。本年度も皆様のご期待に応えられるよう会員一同に頑張ります。今後ともご支援ご協力の程宜しくお願いいたします。
理事長 川俣 蓁

【令和4年度 事業活動実績の概要】

令和5年度 写真で見るKAIS活動の歩み

令和5年度KAIS決算報告書(PDF形式)


(1) 事業の成果
1. 令和5年度の事業活動については、過去4年間に及ぶ新型コロナウイルス感染状況が落ち着いたことにより、5類に引き下げられ人々の行動制限も無くなり、普段の日常生活も戻りました。 当NPO法人も、事業年度内にロボット工作教室やロボット工作研究グループ講座を中心に事業を展開致しました。ロボット工作教室は6月10日の合同説明会を実施いたしましたが、残念ながら参加希望者が3名と少なく、再度後期のロボット工作教室の受講者募集を10月8日に行いましたが参加者は1名となり、年間でも4名と受講者数も低迷しています。最近ではプログラム教室やロボット教室など民間で営利事業を行う事業者も市内に増えてきて、他社との受講者獲得に競合が目立つようになってきました。

2. ホームージ関連事業については、主に市の「健康福祉情報サービス」や中央公民館の受託事業が当NPO法人の主な事業活動収入源であり安定した収入が確保できました。

3. 令和5年度、市の健康福祉情報サービス事業「健康ふくしネットかまがや」HPの委託事業収入は令和6年5月に支払い処理が行われるため、本年度の事業収入とはなりません。

4.令和5年度事業計画で目標とした会員数(35名)に対し会員総数では27名と途中退会もあり、KAIS事業活動もロボット工作と小学校のプログラム学習体験講座に絞った為、残念ながら会員数の目標達成には至りませんでした。年度内の増減は正会員では増加が0名で内訳は、新規加入 0名、退会0名、賛助会員では増が4名でした。 令和6年3月末現在の会員総数は27名で、その内正会員(16名=男性14名、女性2名)、賛助会員は(11名=男性6名、女性5名)です。会員の内訳として正・賛助を含み、男性(20名)女性(7名)でした。 昨年度(令和5年3月末)の会員数は30名で正会員(17名)、賛助会員(13名)でした。

5.西部小学校地域学校協同本部が主催する「わくわくクラブ」で小学4年生から6年生までを対象に受講者を募集し、夏季プログラム学習講座の開催を8月2日に実施いたしました。今年度は学校側より夏休み中の熱中症予防対策の為、受講者を5〜6年生に限定したため、当初の参加者数を下回りました。日常の授業で利用しているChromebookノートPCと、理科の授業で利用されているMESHブロックを使って、1チーム2〜3名毎に皆で協力しながら、課題の「ピタゴラススイッチ」の製作とプログラムの作成体験をしました。特に積み木のビー玉転がしとドミノブロック構成をチーム毎に工夫して、MESHブロックやモーターを配置していました。当日の受講者は12名でした。

6.五本松小学校5年生を対象とした、プログラム学習体験講座を12月6日・7日の両日に渡って3クラスの生徒に対して実施いたしました。今回は理科の授業の一環として、授業の中で日常使用しているChromebookノートPCと、NPO側で用意をしたAkaDakoキットと各種センサーを組み合わせたプログラム学習体験を行いました。1クラス毎に4名程度を1グループとして9グループで、当NPO法人の講師が説明する手順に従って、プログラムをStretch3ソフトで作成して、AkaDako基盤に接続した各種センサーを動作させてプログラム学習の体験をしてもらいました。従来は授業でもScratchソフトを利用したプログラム作成で、PC画面上で動作を確認するのが主でしたが、今回は実物の各種センサーやLEDを点滅させる体験を生徒たちが出来たことで、プログラム学習に対する興味を持ってもらえた事が成果です。

7.市の中央公民館の委託事業として、昨年に引き続き令和5年度8月の夏休み期間中に市内の小学生を対象とした「プログラム学習講座」の一環として小学4年生〜6年生を対象とした障害物回避型のミニ3輪ロボットの組立とプログラムの作成体験をしてもらう講座を8月6日に開催いたしました。受講者は合計で14名の方たちが保護者と共に参加をされ、実際にロボットを動かすプログラム作成の体験を通じロボット工作に興味を持ってもらえたと思います。


8. 同じく9月9日には、「市内小中学校科学作品展」に於いて、中央公民館の委託事業として「子ども科学・ワークショップ講座」の開催に協力して、電子工作講座を午前と午後に各2回定員はいずれも20名(@ブンブンゴマを回してLEDを点灯させよう Aマルチバイブレーターに挑戦)で、予定の定員80名に近い盛況で、保護者の方と小学生が互いに協力しながら電子工作の体験をしていました。

9.令和6年1月19日(金)西部小学校に於いてChromebookPCを使った6年生を対象としたTinkerCadソフトを活用した社会科の学習で、東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州地区の県別の地図ブロックをTinkerCadソフトの画面上で組み合わせ、例えば関東地区を構成する県別ブロックを作成し、その後ネット上で公開されている各種県別の統計データーを調べて、その地区の特徴を示す各種データーを生徒たちが各自収集・調査してそれを円柱状のボウグラフにして比較し、タイトルを付けて教室で発表しました。

10.1月27日(土)からは全5回の本年度のロボット工作教室の講座を修了された小学生や、成人の方が参加された、IchigoJamBASIC講座を開催しました。今回はノートPCを使用せずにIchigoJamキットを使ったBASICを学ぶ講座で、初回はIchigoJamマイコンボードを最初から組み立てる半田付けの実習体験も行いました。「入門編」と「中級編」に分けてそれぞれ5回ずつ5月中旬まで開催します。「中級編」の一部講座を含めて3月23日まで実施しました。受講者は4名の方でした。

11.2月17日(土)・18日(日)に、中央公民館主催のふれあいまつりに当NPO法人として参加し、ロボット工作教室で過去に製作指導した各種ロボットなどの展示とデモンストレーションを行いました。中央公民館の全館ときらりホールの2日間の入場者は2203名が来場されました。 ただ、来場者の方で集会室に立ち寄る方は全般的に少なく、なかでも保護者と小中学生の来場者はほとんど無く、期待をしたロボット工作講座への参加希望者へのPRが出来ませんでした。当NPO法人の展示コーナーに立ち寄られる方も高齢者の方が多く、興味は示していただきましたが受講希望者の獲得にはつながりませんでした。

12.本年度最後の事業活動となる「PCを使わずロボットを動かす体験講座」を3月9日(土)に開催しましたが、この講座開催の目的はノートPCを持ってこなくてもリモコンでプログラムを作成する体験を通じて、プログラム作成に関心を持ってもらえれば、令和6年度のロボット工作教室への参加につながる事を目指して開催を致しました。当日の受講者の方は小学生が3名、成人の方が4名でした。

13.昨年の令和5年には当NPO法人設立20周年を迎えた為、令和5年度の事業計画では令和5年3月末時点での正会員及び賛助会員の方に、20周年の記念品を贈呈すると致しました。12月中に会員30名の方に、障害物回避型のミニ3輪ロボットを郵送させていただきました。   記念品については、当NPO法人の活動を象徴するような記念品をと考えておりましたので、ロボット工作教室などで製作するミニ3輪ロボットの完成品を送らせていただきました。   早速、受領された会員の方から、素晴らしいクリスマスプレゼントを頂いた、可愛いいロボットが届いて嬉しいなどの感想を頂きました。

14.令和5年度の事業収支については、別表の決算報告書をご覧頂きたいと存じますが、 経常収支=785,203円、事業費=770,169円、管理費=245,756円 経常収支差額=△230,722円でした。 従って、(当期収支差額=△230,722円+前期繰越収支差額=702,463円)= 次期繰り越し収支差額=471,741円となりました。これは当初の事業計画(令和5年度)で次期繰り越し収支差額=419,423円に対して、52,318円の増となりました。市から受託している「健康ふくしネットかまがや」サイトの運営管理費の円は令和6年度の5月にかけて247,000円が振り込まれるため、期初途中では流動資産は666,000円程度に増加する見込みです。

以上

 令和5年度の活動成果

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 初年度活動目標(2003年6月18日〜2004年3月31日)