東武鎌ケ谷駅前西口商店街アーケードのすぐ近くにある、ボックスショップ「たまて箱」をご存知ですか?



 実は、平成15年(2003年)12月6日に、県の空き店舗対策と市の失業対策事業として駅前に「職人堂」としてオープンされました。開設当初は駅前にオープンした鎌ケ谷の「ふるさと産品」を紹介する場として、一般市民の方や商店会の皆さんから利用され多くの方が駅前に立ち寄ったついでに「職人堂」を訪れる場面もありましたが、2年ほど前から県や市の運営助成費が無くなったり、減額されたため、現在は東武鎌ヶ谷駅前商店街振興組合によってボックスショップ「たまて箱」として運営されています。

 以前、「職人堂」について当NPO法人のホームページで取材掲載を致しましたが、更新が遅れて現状とかなり違っておりました。先日(H18年4月15日)ボックスショップ「たまて箱」を訪れ、東武鎌ヶ谷駅前商店街振興組合理事長の小金徳好氏より詳しく「たまて箱」利用の現状についてお伺いしましたので、皆さんにお伝えしたいと思います。

 職人堂は平成16年度末で県と市の助成金が廃止及び減額されたため、「ふるさと産品」の紹介事業は平成16年度で中止され、それ以降は街の活性化と駅前商店会と市民の方との交流を図るため、東武鎌ヶ谷駅前商店街振興組合が「旧職人堂」の後を引継ぎ、新しくボックスショップとして平成17年度は商店会によって自主運営されました。リニューアルされたボックスショップ「たまて箱」に出店される方や、一般市民の方も昨年度は数多く利用されたため、平成18年度もそのまま継続運営されるとの事。
 なお、現在「たまて箱」では鎌ケ谷市の「ふるさと産品」展示と販売は行っておらず、これらの商品展示は「鎌ケ谷市役所1階フロアー」および「さわやかプラザ軽井沢」に展示がなされています。

商店会の奥さん達がボランティアでお店番 「たまて箱」を訪れた市民の方
季節の婦人服も仕入れて販売 店内の出店品


 東武鎌ヶ谷駅前商店街振興組合の運営するボックスッショップ「たまて箱」は、レンタルボックスの仕組みで、出店希望者が「たまて箱」のワン・ボックスを1ヶ月単位で借りて、自作の趣味の作品展示・販売や、サークル活動の紹介など色んな目的で利用される方が多いと聞きます。
 この「たまて箱」は駅前にあるので、一般市民の方が東武鎌ヶ谷駅に来たついでに、気軽に立ち寄ってもらい、展示品のショッピングやお店番の商店会の奥様方との交流により、商店街の活性化に役立てたいとの主催者側の希望です。

 平成18年4月より更に1年間「たまて箱」の運営を延長をして、ボックスショップ(近くの商店会の奥様にボランティアでお手伝いしてもらっている)を多くの人々に利用して欲しいとの事。「たまて箱」に出店される方は、1商店の中にある小さな商店(ボックス)と思って、借りての各人が店主のつもりでお客様の関心を引き付けられる商品展示や出店品の工夫をされて、「商売ごっこ」を楽しんでもらいたいとの小金理事長のお話しでした。

 ちなみに、現在「たまて箱」に出店された中でも、良く売れているのは手織りの小物、贈り物シーズン中によく売れるとの事。 また、手づくりの革製品や実用品が売れ筋で、身に付けるもの(ビーズ類)など季節によって売れ行きが変化するとのお話でした。
 

革製品
入り口左側のレンタルボックス 手づくりの革製品 市内のサークル会員募集広告
手織り小物 アクセサリー
入り口右側のレンタルボックス 良く売れている手織りの小物 アクセサリーのビーズ小物

(注) ☆印のある写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。



 「たまて箱」の利用料金と利用方法は下記の通りです。
 @利用料金:1ボックス「約H60cm×W70cm×D50cm」程度 1小間:3000円/月 
 A利用可能な小間数:36小間  (注)現在は全て小間の利用者でふさがっています。(新たな出店希望者は直接、東武鎌ヶ谷駅前商店街振興組合へお問合せください。電話:047-445-2777)
 B販売委託による販売手数料: 「たまて箱」で出店商品が売れた場合、販売価格の10%が手数料となります。
 C出店管理: 出展者が出展品の管理を行う。従って余り高額な商品の展示は盗難のリスクもあり望ましくない。

 現在の「たまて箱」利用の状況は、女性(手づくりの趣味の物が多い)が主体であるが、中には男性の革製品(小物など)展示販売もあるようです。この駅前の「たまて箱」を訪れる市民の方は1日平均30〜50名、均して1ヶ月700〜800名程度だそうです。なお、このボックスショップ「たまて箱」の定休日は、毎週日曜日と水曜日(商店会の定休日)の2日となります。開店時間は午前10時〜午後6時まで。

 当NPO法人としましても、鎌ヶ谷駅西口商店街の活性化と市民との交流の場を、ホームページを通じて市民の方々にお知らせして「まちづくり」に少しでも貢献できれば幸いと思っています。

関連情報:
・鎌ケ谷市空き店舗情報サイト(問合せ先:市商工振興課 TEL:(内)281)
「旧職人堂」に関する情報