夏と言えば・・・


 夏の風物詩と言えば花火大会。今年の隅田川花火大会は開催したものの開始30分、雷雨により中止。物人は78万8000人。本当に恨めしい雨となってしまった。

 3年ぶりに『柏・我孫子花火大会in手賀沼』が開催される。8月3日(土)、柏や我孫子市内の6会場で、合計約2万4千500発の花火が打ち上げられる。その6会場には、海上自衛隊下総基地も含まれ、約3千発の花火を市内でも見物できるようだ。また、8月17日(土)には、佐津間地区でも打ち上げ花火が催される。

柏・我孫子花火大会の写真より引用

 花火は、上空での鮮やかな色彩やその広がりもよいのだが、やはり、花火が開く『ズドーン』とお腹に体全体に響く迫力のある音がたまらない。

 隅田川の花火に代表されるように、江戸っ子も花火が大好きだったようだ。「橋の上 玉屋 玉屋の声ばかり なぜに鍵やと言わぬ 情なし」といった狂歌もある。『情(じょう)と鍵屋の錠(じょう)』にかかった洒落。

 両国の川開き、両国橋は花火見物の人で大賑わい。そんなところを馬に乗った塗り笠のお侍が進んでくる。そこに、道具箱を担いだたが屋が通りかかる。人込みに押され道具箱の中の箍の青竹が侍の笠をピシッ。怒った侍「無礼者それへ直れ!」「ご勘弁を願います」「ゆるさぬ!」「斬れるものなら、斬ってみろぃ!!」の大立ち回り。

 必死のたが屋、侍の刀を奪って伴を切り捨て、お侍と対峙する。お侍、グッとしごいた槍を一突き。突いてくる槍の千段巻をグッと掴み。たが屋が横一線にスパツと刀をはらう、お侍の首が跳ね上がる。見物人から「アッ 上がった 上がった たァがやァ〜!」
という落語「たがや」の一席。                  

うむっさん