平成19年1月13日(土)市民体育館において、午前10時00分より毎年恒例の鎌ケ谷市消防出初式が行われた。


 今年は例年になく暖冬で快晴に恵まれ、多くの市民が参加する中、鎌ケ谷市消防出初式が市民体育館会場内で挙行された。

 式典は開会宣言の後、消防団の団旗入場と共に鎌ケ谷市内の消防署および各消防団が分隊を組んで会場を行進し、体育館内に整列した。そして最初に国旗掲揚と消防物故者に対する黙とう、清水聖士市長の年頭の式辞と消防団長訓示があった。続いて昨年度活動に対する表彰ならびに感謝状の贈呈が行われた。この後、来賓祝辞が述べられ、第一部は終了し、第二部のアトラクションに移った。

年頭の式辞を述べる清水市長 消防活動に貢献した方の表彰 出初式に参列した消防署員及び団員


 今年のアトラクション参加は3団体、笑福連による「火防(ヒブセ)」の獅子舞と笑福踊り、アクセルにおよる「子どもダンス」と消防音楽隊の演奏、消防署員による救命医療(AMD)のデモンストレーション、幼年消防クラブ(鎌ケ谷ふじ幼稚園)の園児たちによる可愛い集団演技が行われた。

 今年も出初式が市民体育館の中で行われたため、出初式の式典やアトラクションを二階観覧席から参加した市民が見ることとなった。笑福連の皆さんは市内のイベント、老人福祉施設の慰問などに数多く参加しており、昨年は50回を越えたと説明があった。創立以来15年を経過し会員数も70名と増え、最近では周辺市町(船橋、市川、柏市)からも参加を求められるほど人気が高い。笑福踊りに使うお面は全て手作りで他に二つと無いお面だそうだ。

笑福連の代表とお囃子 火防(ヒブセ)の獅子舞 八丈太鼓の演奏

 「子どもダンス」を指導しているアクセルが3組の「子どもダンス」を披露した。小学生や中学生の男の子たちや女の子たちによるヒップホップダンス。音楽に合わせて身体を飛び跳ねたり、回転したり、クネクネと動かす様子は、年配者には少し従来のダンスと言う概念からかけ離れ分かりにくかったかな?でも子どもたちは身体を使った自由な表現に、皆な元気はつらつ!

子どもダンスを踊る少女たち ダンスの演奏をする消防音楽隊 2階観覧席から見物する市民

 今年初めて、消防署員による救急医療(AED)のデモンストレーションが行われた。心臓発作で倒れた人を、救急車が駆けつけるまでに備え付けのAED装置を使って、電気ショックで心機能を回復させるもの。消防署では毎月、救命救急講習を実施しておりこれらAEDの操作方法も受講者に講習している。

心臓停止で意識が無く横たわる人 AEDで蘇生処置をする友達 消防救急隊が駆けつけ救急処置

(注)AED:自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator,AED)は、心臓の突然の停止(心室細動)の際に電気ショックを与え(電気的除細動)、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。 引用:ウィキペディア フリー百科事典より

 アトラクションのメインはやはり140名参加した、幼年消防クラブ(鎌ケ谷ふじ幼稚園)の可愛い子供達による集団演技であろう。先生の合図で樽太鼓や旗を使った集団演技。可愛い姿女の子のリボンダンスやボールを使った演技などに参列者も大きな拍手。園児の親御さんたちは二階観覧席からビディオ片手に熱心にわが子を撮影する微笑ましい姿が見られた。演技を終えた幼年消防クラブの皆さんに清水市長より感謝が述べられた。

樽太鼓を打つ幼年消防クラブ員 幼稚園児たちの可愛い踊り 市長から園児たちに感謝の挨拶

 2時間半の式典もアットいう間に終わって、無事今年の式典も終わった。