平成15年度活動成果
特定非営利活動法人 かまがや地域情報の窓 は平成15年6月18日設立登記を完了し、年度途中からの活動ではありましたが、昨年度(平成15年6月18日〜平成16年3月末)事業としては下記の活動成果を残すことが出来ました。

1.当NPO法人の設立時の会員数は正会員10名で発足いたしましたが、本事業年度中に新規加入会員5名(正会員4名+賛助会員4名)が新たに加入して、15名の組織構成となりました。

2.当初事業計画としていました鎌ヶ谷市及び鎌ヶ谷市商工会の受託事業に付いては、NPOなど市民団体への委託事業も市の予算計画に無く実現しませんでした。しかし行政側での「市民参加による協働のまちづくり推進」計画が取り上げられて、平成16年度は市民活動推進課で試行として一部予算化も行われるようになりました。本格的な受託事業の予算化は来年度となる見込みです。鎌ヶ谷市商工会の受託事業は不可能(先方の事情により)ということが分かりました。

3.鎌ヶ谷市及び周辺市町の住民や事業者の方々に対して市民生活と福祉の向上及び地域経済活性化に役立つウエッブ情報の提供については、何とかKAIS(Kamagaya Area Information Service)ホームページを昨年6月6日より立ち上げて、少しずつ情報の量と質を充実しつつ、まだ十分とは言えませんが一部市民の方々にも認知をされるようになってまいりました。

4.フリーマーケットなどのイベント企画や運営により市民生活を豊かにする「出会い・研鑚・社会貢献の場」を創出し、市民の「草の根」活動を支援する事業を行う計画については、年度末(3月27日)中央公民館において「やさしい資産運用講座」を実施しました。今回は当NPO法人として全く初めての経験でもあり、果たしてどれくらいの市民の方が参加していただけるか心配でしたが、10数名の方が参加いただき、公開セミナーの開催要領を少し会得できたかというところです。

5.まちの活性化に関するホームページ関連事業(ホームページ制作、メンテナンス、広告掲載、コンサルタントなど)を計画いたしましたが、当NPO法人内部でも人材確保やクライアントへのアプローチなど具体的行動が起こせず、残念ながら成果には至りませんでした。

6.一般市民や自営業者の方々、学生などインターネット情報活用に必要なPC基本操作及び市民の情報格差(デジタルデバイド)解消に役立つパソコンの教育・訓練事業を行うと当初計画を立てましたが、上記5項と同様に環境が整なわず成果には至りませんでした。

・平成15年度事業の総括としては、まず初年度は自分達の手でNPO法人設立の全ての書類作成準備や申請、法人登記などを行えた事。これによって設立にかかわる経費を最低限度に押さえ込むことが出来ました。

・設立及びその後の運転資金については、設立発起人(10名)の方々の出資を仰ぎ運転資金を確保したことと、事業年度中の出費を極力抑えるため、会員間の連絡は電子メールによる相互連絡で、書類作成費や郵送料、電話の使用を抑えることが出来ました。

・事業年度中の成果の一つに、インターネットのKAISホームページ公開により新しく加入される会員の加入促進が出来たことです。

・当NPO法人は非営利活動事業を主体として(収益事業は行わない)活動しているため、今後NPO法人の活動を継続して行くためにも、最低限の財源確保が出来る事業収入を確保する手段を確立する必要に迫られており、これからの課題であります。

・本年度(平成15年度)の収支は、会員の会費及び出資金で、何とか必要経費を消化し次年度への繰越金を幾くばかりか残せたというのが現状です。

以上