はやぶさ2


 2014年12月3日に地球を出発した「はやぶさ2」は、約3年半の航海を経て小惑星「リュウグウ」の上空に達した。「リュウグウ」は大きさ約900mのそろばん玉のような形の炭素系の物質を主成分とする小惑星だ。地球からの距離約3億km。その航海は、「日本からブラジルにある6センチの的を狙うのと同等」というものだった。
 JAXA はやぶさ2「はやぶさ2」の目的は、「リュウグウ」から採取したサンプルを分析し、太陽系空間にあった有機物や水を調べることで、生命の起源にも迫ることが期待される。太陽系内の探査では、水星探査機「みお」が本年10月に打ち上げられる予定。到着予定は2025年12月。約7年の航海の後、周回軌道に入り、磁場やチリなどの調査を行う。
(注:はやぶさ2の写真はJAXAサイトより引用)
 「地球の命はどうして生まれたのか?」や「宇宙には命があるのか?」といった課題解決へのアプローチとして探査が続けられている。今年6月、米航空宇宙局(NASA)は、無人火星探索車キュリオシティが、火星表面の35億年前の岩石からこれまでで最も複雑な有機物質を検出したと発表した。また、火星の大気を4年半に余り観測した結果、大気中のメタンの濃度が季節によって変動し、夏は冬の3倍濃度が高かった。メタン発生の条件は、限られており、火山やそれに伴う地質活動によって、あるいは生命体の活動でしか発生しないものだそうだ。

 こうした探査や研究で、地球の命の起源や地球の成り立ち、そして、将来の地球の姿が予見することができるようになってきた。しかし、私たちが「地球にやさしくない」活動を進めれば、本来あるべき「地球のシナリオ」を大きく書き直さなければならない事態になり得る。これからどうなるかは、私たち一人ひとりがどのような行動をしていくかにかかっていることになる。

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うむっさん