ペット通販について

かわいい「ワンちゃん」をあなたに。。。
 Aloha Doggie net 草間 照幸

私の私見です。

 ペットの通信販売は、参入障壁が低いので、昨今、この業を始められる方は、非常に多いようです。言ってみれば、なんの勉強もしない素人でもなれるわけです。
 会長(全国ペット小売業協会)のおっしゃられるように、このことが、モラルの低い販売業者を増やしていることの一因になっているのは事実だと思いますが、この事が通信販売自体をいけないとする論理には、ならないと思ってます。

 ペットの通販という販売方法自体は、店舗陳列販売と比較し、犬に与える負荷を極力少なくする事が出来ます。お届け直前まで、親犬と暮らしているからです。
 生後45日以前に仕入れられ、狭いケージに入れられての販売は、犬の社会性の欠如や、その他健康上、精神衛生上の問題も考えられます。
 これらは、動物愛護の観点から見ても、欧米で陳列販売が法律で禁止されている点からも分かると思います。

 ただ、今回の記事は、我々インターネットを使ったペット通販を営む者は、自戒の念を込めて以下の点を再認識しないといけないでしょう。
 我々は、お客様に対し、安心と信頼感の高い販売を心がけるようにしないといけません。
このためには、日々の勉強や、ブリーダーさんとの意見交換等、努力が必要だと思ってます。

 ちなみに、日本ペットショップ協会では、この安心と信頼を第一に掲げて、販売を行っています。また、この動きに賛同されたショップに、「信頼のe-Pet Shoppingマーク」を付与してします。
 アフターフォローも然りです。わんちゃんを売ってからが、本当のお付き合いの開始です。私も同じく、そう、考えています。

今後は、一般消費者の方々は、我々業者からだけではなく、ブリーダーさんからも、直接買われる機会も増えてくると思いますが、ぜひ、わんちゃん選びだけでなく、業者選び、ブリーダー選びも出来るようになって行く事が、一番いい事ですよね。
 これは、わんちゃんにとっても一番しあわせな状態につながると思うからです。

 更にペットの販売方法について付け加えるとすれば、店舗販売には店舗販売のメリットがあることは事実だと言うことです。それは、お客様の直接見たいというニーズに応えられる所です。
 この点は、地方のブリーダーからわんちゃんをお届けする、通信販売には出来ない
利点ですね。最近は、動画を見せてこれに替える動きもありますが、現状では様々な限界があります。
 店舗販売、無店舗販売、双方のメリット、デメリットを理解した上での私見です。

2003年12月25日

飼い主様とわんちゃんの良きパートナーシップ樹立を願って