H24年度「セカンドライフセミナー&にぎ愛寄席」を開催!


 今回は昨年に続く、第2回目となる「セカンドライフセミナー&にぎ愛寄席」を中央公民館で9月16日(土)午後1時~4時まで開催した。主催はNPO法人かまがや地域情報の窓と協賛としてNPO法人鎌ケ谷にぎ愛広場が寄席の開催に協力をいただいた。

 当日は9月中ごろを過ぎても、まだ日中暑い中関係者も含め45名ほどの参加者があった。会場となった中央公民館の2階集会室は、椅子席のみの50席を用意したがほぼ満席状態で、セカンドライフセミナーとにぎ愛寄席に参加された。

人生を豊かに過ごす”セカンドライフの過ごし方”について話す講師

セカンドライフセミナーに参加した受講者 講師の川端正征氏 セカンドライフに向けた準備を説明する講師

 第1部のセカンドライフこそ人生の総仕上げと題して、ファイナンシャルプランナーの資格を保有する講師の川端 正征氏から約1時間半ほど講演がなされた。この講演の中で川端氏は、最近の顕著な社会現象として”どんどん延びる日本人の平均寿命”を指摘された。これによって、早くからセカンドライフを意識した生き方と準備の必要性を説き、後半の人生を岡に楽しく・豊かに過ごすかについての本題に入った。平均寿命が男性で80歳、女性が86歳といわれる中でセカンドライフへの準備をどう進めるか?現在30歳代から50歳代まで、各年代に応じたセカンドライフの準備の進め方を①必要資金面から②必要資金の捻出方法(節税方法を含む)まで幅広く説明された。
 このセミナーに参加された多くの市民は、すでに年金を受給されているか、またこれから定年を迎えようとしている市民の方も多く、こうしたリタイヤー後の年金や資産運営に関しては関心も高く、講師の説明を熱心に聞いておられた。

「にぎ愛寄席」高橋理事長の挨拶 これから始まるにぎ愛寄席に期待

 第2部は、にぎ愛寄席である。NPO法人鎌ケ谷にぎ愛広場の寄席は地元で高齢者の方々を対象とした、寄席や奇術を中心としたイベント開催している。
 市内でも高齢者人口は増加しているが高齢化に伴って近所づきあいも少なく、また家族との会話も少なくなりがちな人たちを、落語や講談などの寄席開催により、そこに集われる市民の方たちが寄席で噺家の話芸や仕草につられて大笑いすることが健康につながると、地元の北中沢コミュニティーセンターを中心に活動をしている。
 3ヶ月ごとに開催するこの「にぎ愛寄席」もすっかり地元に定着して、毎回参加人数は増える一方である。
 2部開催の冒頭に高橋理事長より落語2題と講談で、皆さん今日は大いに笑ってくださいと挨拶された。
寄席の司会進行は、このNPO法人の菅澤さん。即席の舞台を準備し、テープから流れるお囃子にあわせ、寄席に出演される芸人さんを軽妙に紹介していた。

 本日の演目は:
1.落語 『平林(ひらばやし)』 MISAKOさん・・・新進気鋭の女流落語家

東京荒川区の生まれ女流落語家 MISAKOさん お馴染みの”たいらばやしかひらりんか?”

2.講談 『お富与三郎』 中田陽子さん・・・・・・・玄人はだしの迫力のある話芸で語る女流講談師

リズム感ある良く通る声で話す田中さん 女流講談師の中田陽子さん(動画) 講談の他にシャンソンも歌う多才な芸人

3.落語 『湯屋番』 あっち亭こっちさん・・・・・・・社会人落語家 出版社勤務 話術と表情の豊かさはバツグン

豊かな表情と話芸で惹きつける 社会人落語家のあっち亭こっちさん ボケ役の主人公の語りは絶品

 約1時間半の寄席の時間も、あっという間に過ぎ、寄席を聞かれた市民の方たちも、芸人さんたちの話術としぐさに引き込まれ、終始会場からは笑いが途切れることはなかった。司会者も”笑うか門には福きたる。笑いはお金をかけずにできる有効な健康法です。”と説きます。

 このイベント開催にあたり、当初は市報で参加者の募集も行ったが告知が充分にできず、開催が危ぶまれたが関係者の努力と呼びかけで、何とか定員を満たすことができて主催者側としても喜んでいる。何よりも3時間近くも時間を割いて、参加された皆さんがこのイベントの中身に満足されることが一番だと思っています。

(レポート:S.K)