江戸東京博物館の見学記


 この記事は、定年後に地元でNPO活動やその他ボランティア活動など何か地元に役立つ 社会貢献活動を始めたいと考えている人が、活動を始めるきっかけとなる情報提供を行う ものです。

平成24年4月24日(火)ひょんな事から江戸東京博物館を見学する事となりました。

芝居小屋「中村座」の正面入り口

 当日博物館内をご案内してくださったのは、この博物館で来場者に館内を案内するボラン ティアガイドをされている鎌ヶ谷市東鎌ヶ谷にお住まいの稲本さん。先月たまたま電子メールで当NPO法人にお問合せを 頂き市内で行うNPO活動についてご説明する機会がありました。

 その後一度お会いして色々話し合う中で、稲本さんからボランティアガイドを通じて気付い た事は意外と多くの日本人の方が自国の歴史や文化についての理解が少ない事であった。 逆に海外から来られる外国人の方たちは日本の文化に興味を持っていて、多少とも日本の 文化を学び理解されている方が多いと話された。その様な経験からIさんはボランティア ガイドを務める傍ら鎌ヶ谷市内でも、「大江戸から日本を知る集い」の活動を有志の方たちと 始めたいと願っておられる。

 当NPO法人でも、鎌ヶ谷市内の歴史を学ぶ「歴史と文化講座」も開催をしている事から 、稲本さんの希望も地元でお互いに協力する事により実現可能ではないかと想いを同じくし て、まずは手始めに両国にある江戸東京博物館を見学させていただく事となった。

建物の間にスカイツリーも見える 両国駅傍の江戸東京博物館 国技館手前から右方向博物館入り口へ

 両国駅に近い、この江戸東京博物館は400年余りにわたる江戸東京の歴史と文化を振り 返り、その遺産を守ると共に、新しい文化創造の場となる事を目指して平成5年(199 3年)に開館された。館内には、映像ホールや、映像ライブラリー、図書館、ミュージア ムショップ等が設けられ、多くの人が利用している。この博物館では、年5回ほど開催さ れる特別展の他、えどはくカルチャー、体験教室、ミュージアムトークなど各種の事業を 通して、江戸東京の歴史と文化を更に身近に理解し、体感する事が出来る。(江戸東京博 物館 友の会パンフレットより引用)稲本さんの説明では、この博物館には50万点にもの ぼる展示品が所蔵されており、イベント開催に合わせて所蔵品を随時入れ替え展示していると の事。

芝居小屋の中村座正面 館内をガイドされるIさん 江戸城の屏風
大名屋敷 いきいきとした町人の姿 日本橋を渡った町人の街

 博物館見学の当日は午後から、稲本さんの案内で2時間ほど館内を見学させて頂いたが、1階 の入り口からエレベーターで6階まで上がって、常設展示場がある6階から見学が始まる 。エレベーターを降りた正面には実物大の木造の巨大な日本橋が館内に架かっている。そ の橋は当時の日本橋の長さの半分にしたもの。この日本橋から下を見ると江戸の芝居小屋 (中村座)正面入り口が見える。橋を渡った正面には「江戸ゾーン」が設けられて、そこ には武家屋敷(精巧な縮小模型)や寛永の町人が住んでいた町並みが、これも精巧な縮小 模型で展示されている。5階江戸ゾーンでは「中村座」の芝居小屋で花魁と助六の歌舞伎 の場面が展示され江戸文化の華やかな面も見学できる。

庶民の暮らし長屋の職人 版画の制作工程 レプリカの版画を展示
歌舞伎の助六 花魁の揚巻 巨大な実物大の日本橋

 ガイドをしてくださる稲本さんの説明で、通常は展示品の説明文を読むだけで終わるところ を、興味のありそうな江戸の歴史や展示物について説明をしてくださるのでとても楽しく 、歴史の逸話などに興味を持った。その当時の江戸の人口は町人が50万人と武士がほぼ 同数の50万人で100万人規模。1775年ごろでは北京・ロンドンにつぐ3番目の世界でも数少ない大都市である。その頃(江戸中期)の日本全国の 人口は約27百万人程。続く5階の常設展示場には江戸の庶民の暮らしや武士の暮らしを紹 介する展示コーナーもあって、それらの一つ一つに興味が尽きない。江戸といえば浮世絵 を忘れる事が出来ないが、この博物館では実際に浮世絵の原版を元に版画を刷って行く体 験がイベントとして開催されている。

 博物館の右側は「東京ゾーン」で明治の文明開化の時期から、1945年終戦以後の昔懐 かしい家電や自動車など沢山展示されている。

 この博物館の外国語によるガイドボランティアは現在7ヶ国(日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・ハングル)に対応している。 稲本さんは通常月に2〜3回ほどボランティアガイドを務められている。ガイドをされる日 は1回1〜2時間ほどで英語と日本語のガイドを担当されている。多い時には1日に3〜 4回ほどお客様をご案内されるとおっしゃる。外国から観光で来られた入場者の方に英語 で説明していても、最後の方になると疲れて頭の中がボ〜ットする事もあるそうだ。この 博物館には200名ほどの登録したボランティアガイドの方たちがおられ、ガイドの方は それぞれ独自の説明方法やガイド資料を準備されているそうだ。機会があれば他のガイドさんの案内も聞き比べてみると面白いかも。読者の方も、もし機会があればこの江戸東京博物館見学をお薦めしたい。

 最後に、今回ガイドをしてくださった稲本さんから、鎌ヶ谷市内に居住される市民の皆さん へ「大江戸から日本を知る集い(仮称)」へのお誘いと江戸文化を知るイベント無料招待のお知らせがあります。参加人数には制 限がありますが、もしこのイベントに参加したいと思われた方は、当NPO法人事務所ま でお申し込み下さい。
連絡先:@NPO法人かまがや地域情報の窓 事務所 電話:047-412-2580
     A電子メール:kais_office@kamagaya-info.com

 以下は、稲本さんの「大江戸から日本を知る集い(仮称)」の有志募集の案内と、イベント 開催の情報です。
(注)上記リンクをクリックすると、詳細情報が表示されます。

(レポート:S.K)