23年度 プリザーブド・フラワー教室開催



 9月28日(水)PM1:00~3:00 中央公民館に於いて、当NPO法人が主催する「プリザーブド・フラワー教室」を開催した。講師はAtelier Monsterを主宰されている仲田さんが講師を務めて頂いた。昨年に続き今回で2回目となる教室は、初めて参加された方や、この教室を楽しみにしておられたリピーターの方も参加された。

アンティーク・ボード完成見本 講師の仲田 知子さん

 プリザーブド・フラワーとは、生花や草木を特殊保存加工(オーガニック(有機)保存液や食用の着色料を使用しているので人体や環境にやさしくできている。)を行って、植物のやわらかい感触・みずみずしいままの形を保ち、長期(2~3年程)間フラワーアレンジメントを楽しめて、手入れも楽なので、生徒さんにも好評である。

 今回の作品テーマは、「アンティークボード・アレンジ」で、プリザーブド・フラワーで飾ったボードを壁掛け用にも使えるし、また飾り台にアンティークボードを立てかけて室内の可愛い飾りとしても利用できる。

先生の指導で素材の下準備作業 中央公民会の講座参加者 中心となるお花にリード線を差し込む
アンティークボードに組み立て中 出来上がった作品 参加者の作品を見比べる

 2回目となるこのフラワー教室は、28日(水)中央公民館、また30日には東部学習センターで開催した。
参加者は中央公民館で8名、東部学習センターでは5名であった。

材料を切りそろえて活ける フォームの説明をする講師 ワイヤーで花・草・木を固定する
素材の下準備作業中 人により個性が出る作品 作品を見比べる受講者の方


 プリザーブド・フラワー作りを指導される仲田講師より、アンティークボードの中止近くに取り付けられたサハラ(土台)に、事前に配られたプリザーブド処理されたバラや、木の樹皮を処理してお花の形にした素材に細い針金(リード)を花の根本に十字状に2本差込みそれを1本の細い棒状に揃える。そしてまず最初にこれらの3ヶの花が付いた針金をサハラに差込み見栄え良く配置する。その次にお花の周りを飾る緑の葉っぱや葉の付いた蔓、小さな沢山の実が付いた枝、細い枝、蝶著が羽を広げた形の飾り、これらの素材を花を引き立てるように周囲に配置し、このアンティークボードを横や下から見たときにサハラ(ベ土台)の素材が見えないように、細かい緑のこけ状のものをクリップで取り付ける。
 このアンティークボードの特徴は、お花の飾りと同時に、木の樹皮を使った造花にアロマを垂らすことによって、好みのアロマの香りを同時に楽しむ事が出来るので、試してみる価値がありそうだ。

 最後の仕上げとして、用意した3色のリボンの中から自分の好みの色を選び、花の廻りを2~3ヶ所リボンの飾り付けを追加する。このプリザーブド・フラワー教室の所要時間は最初の講師の説明も含めて約2時間ほどで終わる。出来上がった作品は、同じ素材を使って作った作品は、参加者の皆さんの個性が出ていて、最後に作品をテーブルの上において比較すると、お互いの作品の違いを評価されていた。

 作品づくりの作業が終わって、講師を囲む懇談会の場では、リピーターの方が、昨年作ったクリスマス・キャンドルも大切に保管しておられて、今年のクリスマスにはまた飾って楽しみたいと話しておられた。この様にプリザーブド・フラワーは保存の仕方(直射日光や、湿度)に注意すれば3~5年ぐらいはお花の飾りを楽しめるので、経済的でもある。特に既製品のプリザーブド・フラワーを飾るのではなく、自分が作った作品を飾るのでそのお花飾りに対する愛着はひとしおであろう。

 完成した作品を、テーブルの上に並べて各自比較すると又これも面白い。参加者の生徒さんからしばし楽しそうな作品評価の話で盛り上がった。

 今回講師を務めて頂いた、仲田 知子さんのホームページ[Atelier Monstera」は下記の通り。ブログも日々更新しておられるので最新のフラワーアレンジメント作品も掲載されていて、楽しい。
URL: http://www.atelier-monstera.com/
フラワーアレンジメント教室の動画

(レポート:S.K)