JAL成田整備工場&航空科学博物館見学バスツアー


 平成21年11月14日(土)朝から生憎の雨降りだったが、当NPO法人(かまがや地域情報の窓)が主催、市教育委員会の後援による「JAL整備工場(成田)と航空科学博物館見学」のバスツアーを実施した。
 当日の参加者は40名で小学・中学生6名を含む親子4組と一般市民の方及び会員7名であった。10月中旬に市報で参加者を募集したところ、好評で市報掲載後わずか2日間で定員に達した。

成田空港内にあるJAL整備工場 駐機中の新型機B777(トリプルセブン)

 バスツアーコースとしては、14日(土)午前9時前に市総合福祉保健センター正面前を出発し、成田のJAL整備工場に向かった。この整備工場を見学するに際して、成田空港及び航空会社のセキュリティーチェックも厳しく事前に参加者名簿を提出し、見学の許可を得る必要があった。鎌ヶ谷市から約1時間半ほどでJAl整備工場に到着。行きの車中で実施した「航空機に関するクイズ」では、JAL整備工場に勤務されている方が、今回バスツアーに参加されたのでその方からクイズを出していただいたが、一つ一つの質問に知らないことだらけ、正解を聞いてツアー参加者も納得、整備工場到着までに見学の期待感は高まった。工場内で係員の見学に対する注意事項や説明を受けて、3グループに分かれて整備工場の内部を見学する事となった。

 見学当日には整備工場内に、新型のB777(トリプルセブン)が駐機しており間近で巨大なジャンボ機を見学することが出来た。グループ毎に分かれて説明員の方から、B777の機体の各部分の説明を受けるが、車輪も巨大なタイヤが14個(前部2個+後部12個)装着されており、機体の長さも全長70m、主翼の全幅60mほどの巨大な翼。新型機のエンジンは効率が良く、従来だと4基のエンジンが必要だったものが、今では2基の巨大(直径3mほど)なエンジンで海外まで飛んでいけるとの説明であった。整備工場内には巨大なジェットエンジンも何基も整備のため置かれており、巨大なエンジンと吸気用のブレイドなども見ることが出来た。

バスツアー参加者の皆さん JAL整備工場内にて 整備中の新型機B777
前部の貨物室 巨大なジェットエンジン 6輪の巨大なタイヤ
*上記説明文をクリックすると拡大写真をご覧になれます。

 また整備工場内には、もう1機整備中の旅客機が駐機しており、作業者の方の仕事の邪魔にならないように注意しながら、整備中の機体に取り付けられた高い作業用のタラップを上り、間近で機体や客室・操縦席などを垣間見ることが出来た。
 見学中の小・中学生の子ども達は少し興奮気味である。工場を案内してくださる係員の説明に、子ども達から次々と質問が飛び出し、とても大人には想像できない質問が出て、係員が中には説明に窮するほどであった。
 成田空港ハンガーに近い整備工場は、入り口も大きく、建物も巨大ジャンボ機を格納できるほどの充分な高さもあって、見学中に、ある見学者の方から格納庫に鳥が迷いこんだらどうやって追い出すのだろうか?素朴な質問も出ていた。事実整備工場の床面には、鳥の羽が幾分散乱しているのが見られた。

JAL整備員の方から説明を聞く ジェットエンジンの説明を受ける 整備中の国内線旅客機
作業用タラップから整備機を見学 間近に見る飛行機の機体 ジャンボ機のコクピット

 約1時間半ほど整備工場内を見学して、工場の社員食堂で準備していただいたお弁当を頂いた。社員食堂側のご好意もあって、昼食は質も量も充分満足できるものである。出発までの短い残り時間、社員食堂となりの売店で、JALグッズを買ったり、ここでしか買えない手ごろな価格のJAL機内食(カップラーメンとかスープなど)等を、参加者の皆さんも買い求めていた。12時45分に整備工場を出発して、隣接する航空科学博物館(車で10分ほど)に向かった。

航空科学博物館の説明員 1階の展示物を見る参加者 巨大なB747模型(操縦で動く)
敷地内にある展示の飛行機 YS11のコクピット 着陸態勢のUAジャンボ機

 航空科学博物館では、ボランティアの方による館内展示物の説明をしていただいた。博物館内では事前に申し込んでおけば、1階展示場内にある巨大なジャンボ機の模型(ボーイング747機)をフライトシュミレーターで係員の指導によって、操縦体験をする事もできる。また2階展示場には子ども達が喜びそうな沢山の種類の飛行機の模型が展示をしてある。  零戦の操縦席の実物大模型も展示され搭乗体験もできる。奥の展示室には成田空港の巨大なジオラマもあって、今度新しく運用を始めた2500m級の滑走路と従来の国際線用に使用する3500m級の主滑走路も、周辺の地理と共に見ることができる。成田空港の滑走路で離発着の問題点は、風向きの変化に対応できる主滑走路と対角線上に交差する別の滑走路を持たないことだそうだ。そのため、着陸する航空機が横風を受けると機種を少し横向きにわざと姿勢を換えて進入し、着陸寸前に機首を真直ぐに直して滑走路に着地する高度な操縦をパイロットに求められているとお聞きした。

 5階の展望室からは丁度成田空港の主滑走路が見えて、そこから離発着する航空機を間近に見ることができる。天候など運がよければ3階から外の展望台に出て、上空を間近に飛行する巨大なジェット機を見ることもできる。また、博物館の敷地内には、実物の飛行機(現役引退した)が展示されており、内部に入って操縦席や室内を見たり、触ったりする事も出来て、初めて見学に訪れた親子には楽しい思い出づくりとなったのではないだろうか。

道の駅(あじ彩館) 芝生で遊ぶ子ども達 多古町にあるあじ彩館

 午後2時半過ぎには、この博物館見学も終わり、帰路多古町にある道の駅「あじ彩館」に立ち寄った。ここは6月のアジサイ、9月〜10月にごろコスモスが川沿いに一斉に咲いて「あじ彩遊歩道」から美しい景観を楽しむことができる。でも参加者の一番の楽しみは、地元で取れた新鮮な野菜やお米「多古米」、地産池消の農産物だ。両手にいっぱい買い物袋を持って、帰りのバスに乗り込む参加者の楽しそうな顔を見ることは主催者としてうれしい。

 この航空会社の整備工場見学と航空科学博物館見学バスツアーは、市教育委員会の後援を得て実施するもので、当NPO法人が設立して今年7年目に入る記念すべき年度となるため、何か鎌ケ谷市民の皆さんと(親子で参加の見学ツアーを歓迎)の交流を広げる目的で、この記念行事を実施した。アンケート結果でも参加された皆さんから「参加して楽しく・充分満足のいくものであった」と評価いただいたことや、途中事故や急病などの発生も無く、無事にツアーを終了できたことは主催者側としてこの上ない喜びである。
 
(レポート:S.K)