初夏の欧州旅行(スイス編)Part3


 5日目、南ドイツの観光地巡りも終わって、フッセンから次の目的地スイスのシャウハウゼンに向かう。ドイツ(EU圏)からスイスへの入国は簡単である。ドイツ国内で購入したおみやげ物の免税証明をドイツ側税関で書類にスタンプとサインをしてもらって、帰国後成田空港内の免税処理コーナーで書類を示せば、物品税の半分くらいが戻る仕組みである。この税関では写真撮影が禁止されている。
 無事にドイツ国境を通過してスイスに入国。といっても日本国内で言えば隣の県に車で入るような感じである。約1時間ほどで目的地に到着して、ラインの滝観光を楽しんだ。滝の高さは20mほどだが滝幅は200mほどあって、すごい水量である。滝の対岸からボートに乗って、丁度、滝の中ほどあたりに岩が突き出ている場所に船を着け、観光客は展望台の上からラインの滝や上流の河を見渡すことが出来る。ゴーゴーと水が流れる滝のすぐ傍でしぶきを浴びながら写真を撮るのも迫力があった。
 
駐車場から見たライン滝 水量豊かなライン滝 ライン滝の案内掲示板
中央の突き出た岩が見晴し台 ラインの滝を巡る観光ボート 瀑布の音がすごいライン滝

 ライン河の滝から約2時間ほどバスでルツェルンに到着した。このルツェルンは、湖畔にある都市で多くの観光客でにぎわっている。市内観光では、ライオン記念碑に行った。ここは昔スイスの用兵が、外国の諸侯に傭兵として雇われ、戦場で勇ましく戦い、また雇用主の王様に忠誠を誓ったことから、ライオン記念碑として観光スポッツトになっている。記念碑を見ると、ライオンに矢が付き刺さっていても、盾(外国の王の象徴)を前足で守る姿をしている。
 ライオン記念碑から、それほど離れていない場所に、全て木製で作られたカレル橋がある。スイスのフィアーヴェルトシュッテ湖に流れ込むロイス川にこの橋が架けられている。このカレル橋の特徴は屋根付き木製の橋である。そして屋根の内側には数メートル置きに、中世の時代この街で起こった色々な出来事を記録として木製の板に絵や文字で描かれている。このカレル橋の奥の方にも、もう一つ少し小さな屋根つきの橋がある。こちらの方の絵は、少し不気味である。骸骨の絵が多く描かれ、恐らく中世にこの地方でもペストの流行で多くの人が亡くなったりしたのだろう。

ライオンの像 ルツェルンの観光掲示板 湖に流れるロイス川
スイスで有名なカレル橋 木製の屋根が付いたカレル橋 屋根の下には記念の絵画
木製の橋を渡る観光客 小さな屋根付きの橋 ロイス川沿いの観光街

 今夜の宿となる、スイスアルプスの麓、インターラーケンに向かう。バスで1時間半ほど。夕方インターラーケンに到着。
丁度、この日もスイスの試合があるのか、街中はサッカー応援一色である。夕食までに少し時間があるので、インターラーケン街中の通りに面した、免税店で少しみやげ物を探した。
 宿泊するホテルは、建物が二つに分かれていて、増築された新しい方の建物に泊まった。室内は機能的で使いやすかった。ここでも気づいた事だが、ドイツのホテルと同様、化粧室には最低限の石鹸、タオルしか置いてなくて、アメニティ類は一切無いという徹底ぶりだった。環境を重視するのかゴミが極力出ないように考慮されているらしい。

インターラーケン街中 街中のホテル 街中のお土産店


 夕食は、近くにあるレストランでスイス料理のミートフォンディユを頂く。野菜サラダとジャガイモ、それとお肉のフォンデュである。夕食には地ビールも飲んでみた。料理のボリュームは日本人には少し多いくらいだが、料理の種類が意外と少ない。

   
(投稿:TOMY)